Skebの中途採用に関するツイートを見かけた。
求める条件:
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) June 1, 2021
・十分な実務経験があり、直ちに業務にコミットできる自信がある方
・推しのVTuberやクリエイターが「いない」方
・自己管理に自信があり、進捗確認の定例等がなくても黙々と作業ができる方
履歴書や職務経歴書など必要と判断した書類をrecruit@skeb.co.jpまでお送りください。
自分はSkebに対しては素晴らしいサービスだと思っていて、クリエイターさんを支援したいという気持ちから生まれたという話も聞いたことがあったので、その点共感していて応援している。
ただ主にこの「推しのVTuberやクリエイターが「いない」方」という部分に関して、文脈的には「アイドルのマネージャーにオタクを採用しない方がトラブルにならなくて良い」みたいな話で、意味のある意図が想像できる一方、クリエイターが好きなエンジニアとして、かなりもやっとしてしまった。
まず1つ目に、クリエイターを支援したいという気持ちから生まれたサービスなのであれば、Skebはクリエイターが好きな、クリエイターを応援したい人を仲間に募集しています、という呼びかけが妥当なのでは?好条件とはいえ、そこまでドライに採用者をただの作業者扱いするようなところで働きたいか?
2つ目に、宗教などと同じで、採用で特定の思想を差別的に扱うのは社会的にNGなのでは?なぜクリエイターのファンというだけで犯罪者予備軍のような扱いを受けなければならないのか?
Skebアカウントはユーザー向けのアカウントで、クリエイターさんが基本的にはお客さんだというところ、また、エッジの効いた文章を入れたことによって拡散されるので、炎上前提の告知としては上手なのかもしれないが、ただ単にあんまり深く考えてないような気もする。