kumamotone’s blog

iOS/Android アプリエンジニアです https://twitter.com/kumamo_tone

メイン使用のAIコーディングツール変遷

義務教育時代からプログラミングどっぷり、社会人エンジニアとしても10年やってきた自分だが、AI技術の登場から進歩により、ほんの3年ぐらいで、「チャット形式でAIにプログラミングの質問ができるようになった」から「ないと考えられない」レベルになってしまった。

これは大事件なので、メインで使っている(使っていた)AIコーディングツールを併記して、どんな感じだったかというのを軽く記念に書き残しておこうと思う。

ぐっと単純化すると以下の3つの時期に分割できると思ったのでそれに沿って書いてみる。

  • 2023年1月〜 ChatGPT 相談プログラミング期
  • 2024年7月〜 Cursor + Sonnet 3.5 ショック期
  • 2026年2月〜 Claude Code 移行期

2023年1月〜 ChatGPT 相談プログラミング期

ChatGPTがリリースされてから、プログラミングの質問や簡単なコーディングができるらしいということがわかった。

採用試験みたいなのを解かせてみたところ、少し手直しが必要なもののものの数分で解けてしまい、かなり怖さと可能性を感じたのを覚えている。

この頃のコードは基本的に少しコンパイルエラーがあるので、手直しが必須だったが、画像ビューアなど複雑な基盤実装も相談しながら実装することができた。一時期AIエージェントの能力を「ジュニアのエンジニア程度」と喩えたりされていた時期があったが、自分にとってはこの時点で十分上位存在に感じた。

2024年7月〜 Cursor + Sonnet 3.5 ショック期

この頃、CursorでSonnet 3.5が使えるようになり、そのときお世話になっていた会社のエンジニアの人に影響を受け、使い始めた。IDEのチャット窓で問い合わせるだけでコードが出来上がっていく体験と、Anthropicモデルのチューニングの強さに感動した。

このタイミングから業務で手作業でコード編集することがほぼ一切なくなった。世の中的にもClineに全部賭けろ的な記事がバズり、同じような感触の人が増えていることを実感した。

この時期のプログラミングはあくまで自分が舵を握っている状態で、細かいプログラミング文法とか型パズルから解放され、指示すると高速で作業してくれるという感じなので一番気持ちが良かった。また、細かく指示してdiffを確認するスタイルなので、提出物にも自信が持てていた。

2026年2月~ Claude Code 移行期

使い慣れていたCursorを使わずにClaude Codeのみで開発しないといけない状態が1か月続いたのだが、これが期せずして転機になった。

最初は結構苦痛だった。まずCUIベースというのもあって、差分をきれいに見るには別のツールを併用する必要があった。また、Cursorに比べてとにかくレスポンスに時間が掛かり、ちょっとした作業でもかなりの時間がかかると感じた。しかし、使っていくと、時間がかかる分手戻りが少ないことに気づいた。

劇的に状況が変わったのは /feature-dev プラグインとの出会いで、多角的な調査から設計、実装、多角的なレビューまで一気通貫まで行えてしまうことがわかった。ここまでやられてしまうとクオリティ的に太刀打ちできず、場合によっては自分で考えて書こうとすること自体がボトルネックになってしまうことすら全然ある。

Claude Codeのタスク遂行能力が高いことには薄々気づいていたが、やはり、今までプログラミングをやってきた身として、CursorよりもさらにAIエージェントにおまかせするスタイルのUXで作業するのには心理的に大きな抵抗があり、これに関しては導入が遅れたなと感じている。

ここからのプログラミングにはもうコーディング的な面白さはまったくなくなってしまった。しかし、何をするか(What)の定義はしっかりやるべき状態になり、どっちかというと自分はこっちのほうが面白さを見出しやすい気がすることに気づいた。出世もしてないのにPMかなんかになった気分である。

現状のClaude Codeのコーディング能力はなんだかんだ突出していると感じるが、世の中のツールを網羅的に使い尽くすことはできないのでなんともいえない。あとはっきり言ってClaude CodeのCLIベースのUXには全然納得していない。Cursorの体験は最高だった。今Claude Codeメインで使っているのは、Opus(1M Context)とfeature-devプラグインを雑に使ったときのタスクの成功率が現状経験的にCursorより高いからという理由でしかないのだが、この小手先だけど大きく体験が変わってしまうTipsを血眼になって探すのがコスパ良い環境にはもんにゃりとしている。

これから

就職してからプログラミングの面白さを感じれていたのは最初のわずか数年で、あとは FizzBuzzEnterpriseEdition を書くのにずっと辟易としていたので、AIコーディングツールによって環境がめちゃくちゃになって個人的に仕事はだいぶ楽しくなった。一方で、おれってもう別にいらなくね?みたいな疑念やこの先どうなっていくんだろうみたいな不安は常にめちゃくちゃあり、ますますメンタルゲーになってきた。

しかしながら不思議なことにAIツールを使ったとしても人によってアウトプットの性質はかなり異なるっぽいので、今自分の能力のレバレッジが最高に効いている状態だとも感じる。過去いち仕事しがいがある時期のような、気もする。いや不安だ。不安だが自分の手の届く範囲でできることをやっていきたい。