この記事は SHIROBAKO Advent Calendar 2019 の 16日目です。(日付越えてしまいました‥すみません)
SHIROBAKOは、アニメ制作会社の現場を描いたアニメです。2014年10月から2015年3月まで全24話が放送されました。エンジニアやデザイナーの現場にも通じる状況が描かれていたこともあって、放映から4年以上経ったいまでも人気があるアニメです。来年2月29日に初の劇場版も公開されます。個人的には遅ればせながら去年の12月に初履修しました。
個人的にピックアップしたいのは22話のシーン。
「だって去年の今頃なんて、自分がアニメ制作に関われるなんて夢にも思ってなかったんすから」 「りーちゃんは怖くないんだね...」 「何言ってんすか絵麻先輩 怖いのは脚本家になれないことです!」
人間のリスクに対する感覚は基本的によくできていて、大勢の目に触れるとき、それ自体は別に危ないことではないはずなのに、「怖い=危ない」と本能が訴えかけてきます。
その感覚自体は大事にしてあげたら良いと思うのですが、怖さに流されてしまうのはときとして長期的なゴールを遠ざけてしまう(この場合は「脚本家になること」)のではないかと思います。
個人的に今年を振り返ってみると、批評にさらされるのを恐れて公開するのを後回しにしたり、話しかけるべき人に嫌われることを恐れて話しかけるのを後回しにしたり、わくわくより怖さが勝って身動きが取れなくなってしまった記憶がいくつもあります。
このような短期的な怖さをはねのけることは簡単なことではなく、このようなときに必要になってくるのが「脚本家になりたい」のような強い情熱だと思います。このような強いものがあるからこそワクワクが勝つ。自分もりーちゃんのように、怖さが気にならないほどに夢中になって、大胆にチャンスを掴みにいくという姿勢でやっていきたいです。